2015年3月10日火曜日

魔王物語物語:冒険の終着点に紡がれたもの

どうもこんにちは。ノンジャンル人生です。

ネフェシエルをクリアしたのも束の間、今度はフリゲRPGの「魔王物語物語」をプレイしました。巷ではフリゲRPGの最高傑作と呼ぶ人も多いゲームですが、僕もだいぶ前にプレイしたことがあります。しかし今作もネフェシエル同様途中で詰んでしまったゲームで、この機会に一からやり直してみました(まぁ、前のデータは旧PCと共にオシャンしたのですが…)。そして苦難の末、見事クリアしました!

で、どういうゲームかと言うと、前回紹介した「ネフェシエル」の流れを汲むダンジョン探索型のRPGです。ダンジョンを探索し装備を手に入れながら進む、自由で高難度のRPGと言う点ではネフェと一致しています。しかし、

手に入れたアイテムを何でも付けられる装備欄
マップにいたモンスターと接触した角度で戦況が変わるシンボルエンカウント
外部に出力できるゲーム情報

など、他のRPGでは見たことのないシステムが多数組み込まれています。特にこのシンボルエンカウントが相当な曲者で、マップにうじゃうじゃ湧いた敵が一気に押し寄せ、強敵に囲まれ即死なんてこともよくあります。しかし角度次第ではそいつらを一網打尽にでき、その時の爽快感は半端ではないです。マップにいる時から戦いが始まっているという面白いエンカウントシステムですが、このシステム名はおもしろエンカウントシステム」と言うそうです。ソノマンマカヨ。


そしてこのゲームのもうひとつの特徴といえば個性的なストーリーです。今作はネフェシエルやレジェンドオブレガシー同様、「次にあれをやれ」「これをやれ」と指示されることはありません。主人公ヒマリ(可愛いねぇちゃん)はほとんどの説明もなく冒険に投げ込まれ、断片的な情報を頼りに探索をしなければいけません。しかし探索を続けていくうち、少しずつ物語の輪郭が見えてきます。

物語の目的は「魔王物語の結末を探すこと」。この世界で有名な書籍「魔王物語」はなぜ生まれ、なぜ結末が存在しないのか。探索が進むたび謎が少しずつ解明されていきます。様々な伏線が組み込まれ、やがてひとつに繋がる様は見事です!特に、物語のすべてが集約されるラストバトルの演出は、RPG史上稀に見る屈指の出来です。すごいすごいとは聞いていましたが、自分でプレイしてみたら衝撃が走りました。ただし情報が相当散らばっているので、すべてを整理し把握することは困難です。僕もどこまで理解できているかかなり怪しいです^^;。


素晴らしいゲームですが、やっぱり誰にでもおすすめできるゲームではないです(もう、いつもの決まり文句ですね)。ネフェシエルにも言えるんですが、難しすぎるんですよね。RPG初心者はもちろん、中級者でも相当厳しい難易度です。レベルを上げても負けるどころか、wiki見ても負けることはザラです。最後まで辿り着くまで、最初に言ったとおり苦難の連続です。しかも、クリアしてもわけが分からないまま終わる可能性だってあります。やるならせめて、ネフェシエルかサガ系を攻略できるくらいの実力は欲しいものです。

しかし!だがしかし!
試行錯誤を繰り返し、自分なりに考察し、自分の手でその終着点へとたどり着いた時、息を呑むような美しい景色が広がっているはずです。ゲームは所詮遊び。しかし、その遊びを本気で設計し、それに本気で挑むプレーヤーがいれば、最高にドラマチックな冒険が成立するのです。多くの人にそれを体験して欲しいですし、僕もまた、そんなゲームを作れたら、と思います。(まぁ僕の新作は、もう少し簡単になると思います)


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